インフルエンザ予防接種がはじまりました

インフルエンザの予防接種がはじまりました。
今年は、10月1日に前倒しになっての予防接種。
さてさて、どういう影響になるのか?
https://www.city.kyoto.lg.jp/hokenfukushi/page/0000051303.html
京都の流行状況ですが、もちろんまだインフルエンザはありません。昨年は11月末に流行がはじまったようですね。

京都は川が多く、渡り鳥が多数やってきます。
そういう渡り鳥が運んでくるのがインフルエンザ。
なんといっても琵琶湖周辺の流行が早くて、滋賀県の学級閉鎖は毎年11月ごろに出てくるんですよね。
鳥類が運んできて、人間界に広がる病気なのです。

一時、BCGによるコロナウイルスの予防効果が取りざたされていました。
予防接種というのは、効果の測定が非常に難しいので、そんなデータ取れるのか?と今でも思い悩みます。
とある先生が、ウェブで発信されているのですが・・
https://news.yahoo.co.jp/byline/kutsunasatoshi/20200906-00196791/
https://www.medrxiv.org/content/10.1101/2020.03.24.20042937v2
この先生が読まれたデータでは、コロナウイルスに罹患した人のデータを、分けて解析すると差がでるのだそうです。
分けるというのは、インフルエンザ予防接種を接種した人と、接種していない人。BCGを接種していた人と、してない人、の2パターンにわけてデータを比べるわけですね。
そうすると、いずれも接種していた人たちで、重症者がすくないのだとか。
こういう、想定外の免疫的なメリットを指して「訓練免疫」という言葉があるのだそうです。
免疫が訓練される、というイメージですかね。

確かに、僕たち医者で、風邪ひき診療をしているものは、本当に風邪をひきません。アホだから、と言うてるんですが・・・
保育士さんや幼稚園の先生方も、若い人は風邪に苦しみますが、4〜5年すると急に風邪をもらわなくなります。
それも特定の風邪ひきではなくて、風邪全般にかからない。
そういう経験則を思うに、訓練免疫という概念はわかります。

かといって、それを頼りにするには情報が足りない。。

どれぐらいの効果が見込めるのか、知りたいですね。

そんなこんなと、思い悩みながらのインフルエンザ予防接種開始。
何か良い影響があることを祈りながらの、シーズンインです。
みなさん、風邪を惹かないように、仕事も頑張りながら!
生き抜きましょう!